2007年12月19日水曜日

タイでの出家


桑原政則の出家前のナーガ(龍)の姿

パクナムパーシーチャルン寺にて。バンコク。1972年

得度式(とくどしき、僧侶になる儀式)にはパーリー語の試験があるので、パーリー語の問答を、意味はわからずとも、丸暗記する必要があります。これらの問答の一部はいまでも口をついて出てきます。

僧になると、朝早く托鉢(たくはつ、鉢をもって食のほどこしを受けること)にでかけます。家の前などで飲食物を用意して待ち構えている人々から托鉢を受けます。

この時僧は礼もいわず、頭も下げず、そうするのは一般の人のほうです。僧に飲食物を提供することにより、一般の人は功徳(くどく。仏からのめぐみ。ごりやく)を受けるからです。

托鉢で得た飲食物は寺へ持ち帰り、皆で分けていただきます。僧の食事は朝と昼、あるいは派に寄っては朝だけです。その後は一切食べ物を口にしません。

タ イでは男子は原則として一生に一度は出家して仏道に入ります。普通は結婚前に1週間から3か月ぐらいの仏門に入り、還俗(げんぞく。僧が俗人に戻ること) してからは元の職場に戻ります。この間役所や会社からは給与は支給されます。結婚前に出家するのは、功徳が両親に向かうからでする。既婚で出家した場合 は、功徳は妻に向かいます。(2007年2月12日)

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